前回の記事ではサラブレッドにスポットライトをあててみました。
(参考記事→サラブレッドの血統と三大始祖

今回はサラブレッドの誕生から競走馬としてデビューまでを紹介したいと思います。

 

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サラブレッドの繁殖

サラブレッド繁殖期間は春から初夏ごろまでです。
まずはその繁殖期間に種付けをするところから始まります。

ちなみにサラブレッドは人工授精などの人為的な方法による受精は認められておらず、自然交配でないとサラブレッドとしては認められません。

馬の妊娠期間は約11ヶ月なので、翌年の春から初夏ごろには牧場で仔馬が誕生します。

 

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誕生~一歳まで

 

仔馬は誕生してから約一時間後には立ち上がり、母馬から初乳をもらいます。

生後6ヶ月くらいで離乳し、未来の競走馬となるべく訓練が始まります。

とはいってもいきなりトレーニングするわけではありません。

まずは集団生活の中での自発的な運動により、基礎体力をつけていくことからはじまります。

ちなみに馬の年齢は、生まれた時を当歳(0歳)とし、誕生日にかかわらず翌年の1月1日を迎えると一歳、そのさらに次の年の1月1日を迎えると二歳、というように数えていきます。

 
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一歳~二歳まで

 

一歳の夏ごろから、競走馬になるための本格的な訓練がはじまります。

まずは人を乗せるための訓練から。
この訓練を騎乗馴致といいます。

馬具に馴れさせることからはじまり、徐々に人をのせる準備がはじまります。

人を乗せることに馴れていない馬にとってこの訓練が一番むずかしくかつ重要であるため、数週間かけて調教がおこなわれます。

 

 

二歳~デビューまで

 

牧場で競走馬としての基礎訓練を終えると競走馬として登録され、2歳の春頃から大規模な調教施設がある厩舎に預けられ、本格的な調教をつみます。

施設の拠点は
栗東トレーニングセンター(西日本)と美浦トレーニングセンター(東日本)。

馬名もこの時期くらいに決まります。

ここでデビューにむかって本格的な調教を受けて、馬の成長を見ながら6月以降にデビューとなります。

 

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競走馬をみると、まるで生まれたときから人を乗せて走ってるイメージが勝手にありましたが、そうではなく、最初は馬具をのせるところから徐々に訓練をつんで人を乗せて歩けるようになり、さらに人をのせてすごいスピードで走れるようになるんですね。

誕生からデビューまで、たくさんの人がかかわり、さらに馬自身の頑張りもあって始めてデビューすることができると改めて知って、なんだかちょっとジーンときてしまいました・・・

でもデビューがゴールではなく、デビューがスタートなんですよね。

がんばってデビューできたサラブレッドたち、がんばってレースを制覇してもらいたいです。