競馬は馬がいてはじめてなりたつスポーツ。
今回は競馬の主役である馬、「サラブレッド」にスポットライトをあててみたいと思います。
サラブレッドとは?
サラブレッドとは、18世紀初頭に、アラブ馬やハンター馬などを交配させて競馬競技用に品種改良した馬のことです。
「THOROUGHBRED」というスペルからわかるように、「徹底的に、または完璧な(THOROUGH)品種改良されたもの(BRED)」という語源からきています。
サラブレッドの特徴
身体的特徴としては体高が高く、大きなものでは170cmを超えます。時速60km~70kmで数分間走ることが出来、脚が長く、均整のとれた美しい馬体を持っており、「人間が創りあげた最高の芸術」と言われています。
また最大の特徴として、気性が荒いことがあげられます。
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サラブレッドの三大始祖
現在の全てのサラブレッドは、父系を遡ると
・ゴドルフィンアラビアン
・バイアリーターク、
・ダーレーアラビアン
のいずれかにたどりつきます。
これらを「三大始祖」といいます。
ただしサラブレッドは品種改良によって生み出された品種のため、したがって三大始祖はいずれもサラブレッドではありません。
サラブレッドの血統
原則として、両親がサラブレッドでなければサラブレッドとは認められませんが、サラブレッド系種に8代連続サラブレッドを掛け合わせたものは審査を経てサラブレッドと認められる場合があります。
競馬は「血統のレース」とも呼ばれるほど血統が重要なスポーツです。
サラブレッドは産まれた時から、サラブレッドの血統書「ジェネラルスタッドブック」に記され、祖先をたどることができるようになっています。
ただし優秀な血統の馬が必ずしも大きいレースで勝てるわけではありません。
反対にそれほど活躍していなかった馬からも名馬が生まれることもあるのです。
隔世遺伝や後天的なトレーニングなどさまざまな要因が考えられますが、馬生家たちは血統をうまく組み合わせて「勝負に強い馬を誕生させる」ということに今も努力しているのです。