多いときでは1レースで2億5000万円もの賞金を獲得するジョッキー。
そんなジョッキーの年収はいったいいくらなのか気になるところ。
そこで今回はジョッキーの年収について調べてみました。
騎手の平均年収は?
中央競馬の場合、騎手全体の平均年収は1000万円と言われています。
平均は1000万円ですが、一流騎手になると年収1億円以上稼ぎ、稼げない騎手の場合は500万以下とかなりの格差がみられます。
ただ、一般的な騎手の年収は5000万円くらいといわれており、月収に換算すると約400万円。
普通の感覚でいくと、かなりの高収入といえると思います。
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ジョッキーの収入の仕組み
騎手の主な収入は賞金です。
獲得賞金の5%が騎手の収入になります。
たとえば有馬記念の賞金は2015年から2億5000万円になりますが、2015年の有馬記念で1着賞金2億5000万円を獲得した場合、
賞金2億5000万円x5%=1250万円
となり、たった1つのレースで1250万円を獲得することができてしまうのです。
ースの獲得賞金(進上金)以外の収入としては、
・騎乗手当
・騎手奨励手当
・調教騎乗報酬
・厩舎からの給料(厩舎所属の場合)
などがあります。
他に一部人気騎手には、TV出演・雑誌の取材など、各種メディアに出演した際の報酬などもあります。
中央競馬と地方競馬のジョッキーの収入の違い
中央競馬は土日開催のレースに対し、地方競馬は平日中心のレースになります。
単純にレース数でいえば平日開催の地方競馬のほうが多くなるため、騎乗数は地方競馬の騎手のほうが多いはずですが、実は地方競馬の騎手の年収は、中央競馬の騎手の年収の半分ほどなのです。
その理由は、賞金の金額の違いにあります。
地方競馬は地方の管轄ですが、中央競馬は国が開催するため賞金金額も大きくなるのです。
例えば、誰もが知る中央競馬の武豊騎手の2013年の年収は約1億4300万。
福永祐一騎手は約1億6700万も稼いでいます。
ただし、地方競馬でも大井競馬場や川崎競馬場などは比較的賞金金額が高いため、数千万をかせぐジョッキーもいます。
しかし他の地方競馬では、トップジョッキーでも年収500万程度。
中央競馬では1億円なのに、地方競馬では500万円と、かなり大きな差があるのです。
そのため、地方競馬から中央競馬に移動する騎手もいたりと、「目指すなら中央競馬の騎手!」になるんですね。
ジョッキーの世界は実はかなりの格差社会なのです。
最低でも500万、最高では1億を超える収入の騎手。
格差が大きいとはいえ、一般サラリーマンと比べると年収500万でも十分なような気がします。
しかし騎手としての現役生活はだいたい30代後半まで。
収入が多くても稼げる期間が決まっているため、やはりサラリーマンとは事情が違うようです。
ただ、やっぱり1レースで1250万円稼げる可能性がある、というのは夢がありますね。
実力の世界で生きるジョッキーたちの厳しいながらも羨ましく夢のある収入のお話でした。