ハロン、めっちゃ耳にします。
「上がり三ハロン」
とか
「残り○○ハロン」
とか
「ハロン湾」
とか・・・
あ、最後のは関係なかったわ(・∀・)
というわけで、今回は「ハロン」についてです。
ハロンの意味
ハロンとは、もともとは距離(長さ)をあらわす単位のことです。
英語では「furlong」で、「ファーロング」とも読みます。
ちなみに、ハロンはヤード・ポンド法の単位で、1ハロン=660フィート。
1ハロンは8マイルになります。
メートルに換算すると、1ハロン=約201.168 402メートルになります。
でも201.何メートルだとちょっと使いづらいので、日本の競馬では便宜上1ハロン=200メートルに換算して使用しています。
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「ハロン棒」とは?日本の競馬で「ハロン」が使われている理由
と、ここでひとつギモンが。
なぜ「メートル」でなく「ハロン」が使われているのか?
その理由は、「ハロン棒」にあります。
ハロン棒とは、競馬場のレーストラックの側面に、1ハロンごとに建てられている棒のことです。
競馬発祥の国はイギリスといわれいます、そしてイギリスはヤード法の国なので、単位はもちろんfurlong(ハロン)を使用。
フランスも日本もメートル法の国ですが、フランスは200メートルごとにハロン棒をたてているので、日本もフランスにならってハロン棒を設置しています。
そのため、日本はメートル法の国なのに、「ハロン」という言葉(単位)を使用しているんですね。
「上がり三ハロン」とは?
ハロンが200メートルというのはわかりましたが、では「上がり」というのは?
競馬における「上がり」というのは、レース終盤の走破タイムのことを指します。
つまり、「上がり三ハロン」というのは
「ゴールまでの最後の600メートルの走破タイム」
なのです。
ちなみに、この最後の600メートルは、レース終盤の、馬にとってはもっとも苦しい部分です。
そのため競馬中継や競馬新聞でも、馬の能力を表すのによく使われています。
しかし、「上がり三ハロン」のタイムが早いからといって、イコール能力の高い馬、というわけでは必ずしもないようです。